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県連代表者会議=新副会長2人を選出=神戸の寄付は今月末まで

ニッケイ新聞 2009年4月28日付け

 ブラジル日本都道府県人会連合会(与儀昭雄会長)の四月度代表者会議が二十三日午後、文協ビル十四会議室で行われた。
 与儀会長の挨拶に続き、新県人会長の紹介が行われ、飯島秀昭埼玉県人会長、中野義雄京都会会長が挨拶。三月、四月の事務局報告、前会議事録の質疑、二月、三度の会計報告が行われた。
 続く議題では、定款に基づき、県人会長を辞任した県連副会長二名に本橋幹久鳥取県人会長、前田ネルソン三重県人会長、第一書記に高野ジョルジ山梨県人会長を選出。高野氏は「我々が力を出さないといつまで経っても何もできない」と語った。
 一方出席者からは、副会長選出を代表者会議で事後報告することへの不満や、「新しく入った人がやるのもどうかと思う。中身の分かる人がやるべき」といった意見も上がった。
 これに対して与儀会長は、「他の人には断られたので、県連の仕事が出来る方を推薦した」と説明。園田昭憲副会長(鹿児島)は「今、副会長は七人いるが、仕事の負担が大きいので時間に余裕のある人を選んだ」と話した。
 第十二回フェスティバル・ド・ジャポンについて、会長は「スポンサー収入が少ないことを見越して予算を抑えているが間違いなく実行できる」と発言。また、今年は県連としてテントを用意しないため、シュラスコなどをする場合は自費負担になることを伝えた。各県人会の参加費用は例年通り一千レアル。
 国内交流委員会からは委員の補充・承認を報告。同委員会では十月頃に弁論大会を予定しており、サンパウロ市だけでなくベレン、マナウスなどでも盛大に開催したいとしている。
 そのほか、群馬県人会で五月十七日、栃木県人会で同二十四日にヤキソバ祭りを開催する件、千葉県人会館が完成し、八月二十三日に県庁と合同で竣工式を行なう予定であることなどが報告された。
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 神戸移民センター保存・再整備に向けた募金運動は今月三十日で受付けを終了する。代表者会議での発表によれば、現在まで県連に寄せられた金額は約四万レアルで、引き続き寄付を呼びかけている。
 そのほか、県連では六月三日の神戸での式典への参加者も募集している。問合わせ、申込みは県連事務所(11・3277・8569)まで。

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