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福祉センターに5万レアル=日系進出企業から初の寄付

ニッケイ新聞 2009年4月28日付け

 サンパウロ日伯援護協会(森口イナシオ会長)が建設を進める福祉センターへ二十七日午前、匿名で日系食品会社から五万レアルの寄付が行われた。
 今までに福祉センター建設に対して約百六十件の寄付が届いているが、日系進出企業からの寄付は今回が初めて。二十七日午前に同社を訪問し、寄付を受け取った森口会長、坂和三郎副会長は、「呼び水になればありがたい」と期待を示していた。
 ブラジル日本商工会議所の定例昼食会で森口会長が寄付を呼びかけ、また後日訪問して協力を求めた。その熱意に押され、「一生懸命やっているから応援したいと思った」と同社社長。「ブラジル進出したときに、ずいぶん日系社会の人たちにお世話になったから」とも話していた。
 落成式が八月十五日にせまる援協だが、その後のセンターの運用方法など、考えるべき課題は多い。二人は、「貴重な寄付を頂き本当に感謝。有意義なものになるように頑張ります」と意気込みを表していた。

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