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屋台祭りに6百人=4県自慢の味に舌鼓=愛知県人会

ニッケイ新聞 2009年5月1日付け

 愛知、和歌山、大分、滋賀の四県人会合同の「第十回屋台まつり」が四月二十六日、愛知県人会館で開催され、計六百人以上が足を運んだ。昼食時には約二百席が満員になるほどの盛況をみせ、各県人会員が腕を振るう料理に舌鼓を打った。
 愛知の味噌串かつは「特製味噌が美味しかった」と好評で、「おかわりするほど気に入りました」と家族三人で足を運んだ内山薫さん(34)。約二百本が売れ、世代を問わず好評だった様子。
 県連日本祭でもお馴染み、桜海老や甘めの特性ソースが人気の和歌山のお好み焼きは、ベテラン婦人部の皆さんが腕を振るって大健闘。「うちは年季入ってるから。チームワークが良いし、材料も良いもの使ってるからね」と自信の表情を浮かべる木原好規会長。二百食弱を売り上げた。
 早々とダンゴ汁、牛たたきを完売、地鶏を使ったトリ飯も評判の良かった大分。味にうるさい伊東信比古理事を筆頭に、こだわりの郷土の味を提供した。
 滋賀はハンバーグカレーで初参加した。ごはんが炊き上がるのが間に合わないなど、「お客さんを逃してしまって残念だった」(山田康夫会長)。「要領が悪いんだよ」といった隣のブースからの茶々にもめげず、長時間煮込んだカレーは全て売り切って手ごたえを感じたよう。「次回はもっと美味しくするよ」とスタッフ全員意気込んでいた。
 食堂ではカラオケ、入口でバザー、子ども向け映画上映も行われ、友人や家族連れで訪れた人で会場は活気にあふれていた。
 次回の屋台まつりは同四県人会により十一月十五日に開催される予定。

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