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ブラジルの日本芸能一堂に=文協=第44回コロニア芸能祭=舞踊や民謡、120演目=2日で5千人来場

ニッケイ新聞 2009年6月30日付け

 第四十四回コロニア芸能祭が二十七、二十八両日、文協大講堂で開催され、二日間で約五千人が訪れる賑わいを見せた。選りすぐりの日本芸能団体が総出演する「芸能の祭典」。今年も二日間に渡り、民謡や舞踊、洋舞、太鼓、琴和楽など、百二十一の出し物が披露された。

 同じアホなら踊らにゃ損々――。レプレーザ連(長井アメリア代表)総勢五十人による徳島名物阿波踊りが披露されると、会場は立ち見が出るほど大勢の観客で埋め尽くされた。
 四百年もの歴史をもつ阿波踊りは、レプレーザ文化体育協会によるもので、お揃いの着物を着た若者が「それそれ」と声を掛けながら、団扇や扇子をもって楽しそうに踊っていた。扇子を組み合わせてブラジルと日本の国旗を形作るキメのポーズでは、会場から大きな拍手が沸いた。
 二日目の二十八日、開会の辞で頃末アンドレ実行委員長は「寒い日ですが、みなさんの温かさでちょうど良い気温になるので、楽しんで最後まで声援お願いします」と語った。
 司会を務めたのは、藤瀬圭子さんたち。二日目は飯星ワルテル下院議員、ウィリアン・ウー下院議員も列席した。
 大正琴琴聖会(山崎節子代表)は、十一人が揃いの水色のブラウスを着て、「みかんの花咲く丘」や「くちなしの花」などを演奏した。山崎代表(東京)は「音を合わせるのが難しいが、心が一つになりました」と演奏後に感想を語った。
 また、ねじり鉢巻きをした青年が横笛を吹き、白い袴を着た青年が太鼓をゆっくりと、静かに打ち鳴らして始まった上田演劇舞踊団(嵐田英代代表)の舞踊では、着物を着た踊り手達が手に持った扇子をひらりひらりと返しながら時折、鈴を手に持ち踊っていた。
 会場では時間が経つにつれ観衆が増えていき、二階席も徐々に埋まってきた。「毎年来ている」という八十代の男性は、「騒がしいのが少ないのがいいね」と話す。
 孫が阿波踊りに参加したという松村義三さん(89、香川)は「みんなが一所懸命で良かった」と感想を語った。
 初日二十七日の最後には、コロニア歌手の伊藤カレンさんが「浪花節だよ人生は」や「乾杯」などの歌を披露し会場を盛り上げた。

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