ホーム | 日系社会ニュース | ■ひとマチ点描■日本祭=トメアスーの味はいかが?

■ひとマチ点描■日本祭=トメアスーの味はいかが?

ニッケイ新聞 2009年7月16日付け

 「アマゾン80周年を盛り上げたい」―。アマゾン入植80周年記念式典のアピールのために、トメアスーから佐々木ジェトゥーリオさん(写真、トメアスー文化農業振興協会財務理事)が現在、出聖中だ。
 農協のトロピカルなアマゾン産物を持参。今週末の県連「日本祭り」で、黒・白胡椒、クプアスーやゴイアバ、マラクジャのジャムを販売する予定だ。
 12日に開催された援協チャリティーショーの会場でも販売し、珍しいアサイーの実やクプアスーが人目を引いていた。売上金を9月式典へ充てるために、「ちょっとでも宣伝しないとね」と佐々木さん。
 現在、同農協の組合員は135人で95%が日系人。主力産物は、世界的ブームのアサイー絞り汁。年間3千トン生産し、5割をアメリカや日本に輸出している。また自然志向の化粧品会社に、クプアスーの油などの出荷を始めたそうだ。
 式典まであと2カ月を切った。「ちょうど金融危機で悪い時期にあたってしまった。だけどできる範囲で式典を盛り上げたい。皆さん協力お願いします」と呼びかけている。 (親)

image_print