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高校相撲選手団、7度目の来伯へ=北国新聞社の熱意=石川県人会と交流を=アラサツーバでの大会に参加

2006年7月15日付け

 【既報関連】サンパウロ州アラサツーバ市で二十二、二十三日に開催されるブラジル相撲連盟(赤木政敏会長)主催の「第四十五回全伯相撲選手権大会」、「第十一回南米相撲選手権大会」に特別参加するため、高校相撲選手団と石川県日伯協会訪問団が二十日来伯する。石川県日伯協会、北國新聞社などが主催。訪問団は、選手の応援や県人会との交流に臨む計画で、友好の輪を広げる。
 北国新聞によれば、これよりさき、石川県日伯協会は、〇六年度総会を、去る五月十七日、金沢市の北国新聞会館で開催、訪問団の派伯を決めた。
 高校相撲の選手団は一九九六年の第八十回大会や〇一年の第八十五回大会などの節目にこれまで六回、ブルジルに派遣された。今回同様高校相撲金沢大会の上位入賞選手たちであった。日伯協会の訪問団派遣は、協会設立翌年の一九九八年以来となり、相撲選手団の訪伯に合わせた派遣は初めてとなる。
 一行は空港に到着後、そのままアラサツーバへ直行。選手権大会に参加後、同日夜にサンパウロへ戻る予定だ。二十四日午前にはサンパウロ市イビラプエラ公園内の先没者慰霊碑での献花、在サンパウロ総領事館への表敬訪問が予定され、午後は移民史料館の見学、同六時からは石川県人会(小堀勇会長)主催の歓迎会が開かれる。
 代表選手十二人の内、石川県内から五名が選出されている。五月二十八日の金沢大会で個人三位に入賞した金沢市立工業の荒木関儀晃(三年)、初めて北信越最優秀校賞を獲得した金沢学院東の山本祐斗(三年)、遠藤聖大(一年)、七尾東雲の石坂肇(三年)、金沢泉丘の魚住洋輔(三年)ら五選手だ。
 同県外からは大会団体三位の明徳義塾(高知)の武田仁徳(三年)、浜口航洋(二年)、個人戦三位の七戸達也(青森・五所川原農林三年)、団体、個人ともにベスト八入りした青山貴昭(愛知・愛工大名電二年)、団体八強の前田貴弘(青森・三本木農三年)が選ばれた。また今回、石川県日伯協会から応援選手として金沢学院東の新出勝秀、矢鋪光太郎が参加することになった。
 役員は山本与志雄北國新聞社常務が団長、社団法人石川県相撲連盟の橋本俊一理事長が副団長、高芳晴副理事長が総務、大澤恵介金沢学院東高監督が代表監督を務める。
 ブラジル相撲関係者は「五年に一度の高校相撲選手団の来伯。相撲ファンのみならず、大勢の人たちに白熱した試合を楽しみに、是非足を運んで頂きたい」と呼びかけている。
 二十二、二十三日の大会は同市内のプラシド・ロッシャ体育館(コエーリョ・ネット街)で午前八時から。

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