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「和柔整体」慈善治療=130人来場で大好評

日系社会ニュース

ニッケイ新聞 2009年8月1日付け

 骨盤矯正治療の和柔整体を確立したことで知られる中田定和・総合健康科学博士が、七月十九日午前九時から午後四時過ぎまで、慈善治療をリベルダーデの文協小講堂で行い、百三十人が訪れた。
 各地で活躍する弟子九人も奉仕にあたった。開始一時間前の午前八時から列が並びはじめて、午前十時過ぎには二時間半待ちという人気を見せた。
 現在ヴィラ・マリアーナ区に「中田東洋医学」診療所を構える中田さんは、二〇〇二年に独自の「和柔整体法」を確立。二十年に渡り骨盤の歪みからくる様々な病気の治療にあたってきた。
 「体を触ればその人の健康状態が分かる」という中田さんのもとへ、腰痛や椎間板ヘルニアに悩む人だけでなく、不妊、勃起障害、放屁に悩む人など様々な人が訪れる。
 「七、八回治療したら直るよ。骨盤のずれが良くない。ぎっくり腰の原因にもなるから、早めに歪みを取ったほうがいい」と中田さんは話し、「杖をついてる人でも、タッタッタと歩けるようになる」と例をあげる。
 この日、バウルー市でぶどう農園を経営する谷繁喜さん(75、和歌山)は夫婦で訪れていた。「最近腰に違和感があり、だるかった」というが、「とてもすっきりしました」と満足げ。
 中田さんは「大丈夫、治るよ」「年だからしょうがない」などと言葉を掛けながら治療にあたり、「もっと和柔整体を広めたい。病気なんて無くなる」と話していた。

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