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ニッケイ新聞 2009年8月8日付け

 文協水曜シネマの会場を利用して行なわれていたブラジル日本移民史料館所蔵写真の人探し「この人は誰?」が今月五日に復活。一九四〇年の旭植民地での指導員送別会や、五〇年代赤間学院での料理教室など計五枚が紹介された。これが初仕事となったJICAシニアボランティアの半澤典子さんは、「みなさんの協力をお願いしたい」と呼びかける。みなさんの記憶が史料の価値を高める。是非ともご参加を。
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 プロミッソンで一九二〇年に建設された鳥居の存在が分かった。現在全伯にある鳥居の多くは七、八〇年代、そして昨年の百周年で建設されたものがほとんどだ。一九一三年に入植が始まったレジストロに建つ鳥居も一九八三年建設だ。現地に長く住む関係者は、「リベイラ沿岸の植民地で戦前に鳥居があった話は見たことも聞いたこともない」という。移民資料館で収集した写真にも鳥居が写っているものはないとか。当時の日系集団地の数を考えれば、「コロニア最古」と認定してもいいのでは!?
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 パラナ州ロンドリーナ市のショッピングセンター「コンツール」で七、八の両日、九月の『ロンドリーナ祭り』のプレイベントとして、『コンツールMATSURI』が開催されている。七日午後にあった開会式では、グルッポ・サンセイによるYOSAKOIソーランや祭りダンス、一心太鼓グループによる太鼓演奏が披露された。同様の宣伝イベントを行なうのは初。今年七回目となるロンドリーナ祭、対外的なアピ―ルも含め、年々成長を続けているようだ。

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