ホーム | 日系社会ニュース | 陽光の下さくら祭り=雪割り満開のカンポスで

陽光の下さくら祭り=雪割り満開のカンポスで

ニッケイ新聞 2009年8月11日付け

 『カンポス桜祭り』を開催中の援協「カンポスさくらホーム」(菅野鉄夫経営委員長)の桜が見ごろを迎えている。八、九日の両日は、祭りを訪れた多くの人が高原での週末を楽しんだ。
 六アルケールある同ホームには約二千本の桜が植えられている。父の日だった九日は薄桃色の雪割桜が満開、色が濃い陽光桜も咲き始め、あちこちで感嘆の声が漏れていた。
 援協本部からは例年以上のバス三台が出て、約百三十人が春の行楽へ訪れた。そのうちの一人、五十年前に同地で二年間過ごしたという宮城照子さん(81、台湾)は、「私たちが住んでいた頃はまだ苗木でしたけど、立派になりましたね」と笑顔。
 「今年見た桜では一番きれい」と話すのは砂田栄作さん(69、石川)。同市観光にも出かけ、バスの中で知り合った仲間と一緒にケーブルカーに乗って街全体を一望。春の一日を楽しんだ様子だった。
 残りの開催日は十五、十六日。菅野委員長によれば、陽光桜が満開になる見込み。住所=Rua Tassaburo Yamaguchi, 2173, V. Albertina。
 問い合わせは援協会員課(電話=11・3385・6607)。

image_print