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ブラガンサで初の原爆展=JICA=安藤さん=「平和伝えたい」=13日から

ニッケイ新聞 2009年8月13日付け

 ブラガンサ・パウリスタ連合日本人会は十三、十四、十五の三日間、同会館(Av. Nipo-Brasileira, 340, Jardim America)で、初めてとなる原爆展を開催する。広島平和記念資料館から取り寄せたポルトガル語のドキュメンタリーDVD、無声アニメ映画「ピカドン」の上映、写真パネル展示を行う。
 同会で日本語を指導する安藤美紀さん(24、北海道)らJICA青年ボランティアが声を掛け合い、「日本は世界唯一の被爆国。未来を背負う若い世代に平和について考えるきっかけになれば。間違いを起こさないで欲しい」との願いから企画した。
 終戦記念日の十五日は、ブラジル被爆者平和協会の森田隆会長が被爆体験を語る。講演は午前十時半と午後三時からの二回。「自分が体験したことだから、自分の言葉で伝えたい」との意向で森田会長がポルトガル語で話す。
 安藤さんは、「各日本語学校の生徒に平和学習として参加してもらいたい。また巡回原爆展のように、各地で開催できたら」と話している。
 問い合わせは安藤さん(11・4033・2996)まで。

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