ホーム | 日系社会ニュース | アチバイア花と苺祭り=「きれいな花とおいしい苺を」=4日から

アチバイア花と苺祭り=「きれいな花とおいしい苺を」=4日から

ニッケイ新聞 2009年8月27日付け

 アチバイア・オルトランジア協会(平中信行会長)主催の「第二十九回花と苺祭り」が九月四日から、同市のエドムンド・ザノニ市立公園(Av.Horacio Neto,1030)で開催される。二十日まで。
 アチバイアの生産者が誇る苗類、鉢物、切り花が集結する同祭。毎年約十万人が訪れ、子供だけでも約二万人が来場するという同市を代表するイベントだ。
 今年は環境問題に焦点を当て、「水」をテーマに取り上げた。「Agua fonte da vida(水は命の源)」をテーマに市内の小学校で行われた絵画コンクール入賞作品から一点の絵が選ばれ、蘭を使って縦二メートル、横四メートルの巨大な絵に再現される。
 また、同祭でお馴染みの、菊の挿し花で作る等身大の日本人形や、ご利益があるようにと願いを込めた苺で作った招き猫なども登場する。
 会場では同地特産の苺を使用したジュースやアイスクリーム、ケーキ、タルト、ワインなど人気の品に加え、会場で搗いたばかりの餅を使った苺大福などを販売。草花や苺も卸の値段で販売される。
 そのほか、アチバイア文協婦人会や福島県人会アチバイア支部など地元団体が、天ぷら、寿司、刺身、うどん、焼きそばなどに腕をまくる。
 アトラクションでは、太鼓や盆踊りに加え、世界各国の民謡を披露。週末には地方から選手を招き、日に二回の相撲のデモンストレーションも企画されている。
 開会式は三日の午後七時から。同絵画コンクールの入選者表彰式も行なわれる予定。
 来社した平中会長と吉田ネルソン副会長は、「近年は九月に一番苺が熟れます。家族で訪れ、おいしい苺ときれいな花を楽しんで下さい」と来場を呼びかけた。
     ◎
 「第二十九回花と苺祭り」=開催日は、九月四~七、十一~十三、十八~二十日。当日券十六レアル(十歳以下無料)。六十歳以上と学生(学生証提示)は半額。金曜は一律七レ。金曜の正午までは、小学四年生までの団体は入場無料(要予約)。
 詳細・問い合わせは、同協会(フリーダイヤル=0800・555・979、サイト=www.festadasfloresdeatibaia.com.br)まで。

image_print