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和紙絵の魅力知って=ピラチニンガで展示会=10日から

ニッケイ新聞 2009年10月8日付け

 ピラチニンガ文化体育協会和紙絵教室(渡辺ハツイ師範)は10日午前10時から午後6時、11日午前9時から午後7時まで、「和紙絵展示会」を同文協(Rua Valerio de Carvalho, 63, Pinheiros)で開催する。入場無料。生徒約20人が作った100枚余りの作品が展示される。旅先の風景や浜辺、教会など日常的な風景が多いという。
 和紙絵とは、絵の具で染めた日本の和紙を、幾重にも重ねて、色の濃淡を出し表現する技法。材料は全て日本のものを使用している。複雑な作品だと1年近くかかるものもある。和紙は厚手の「厚和紙」、薄手の「天具」、レースのような細かな穴が空いている「落水」の3種類を用いる。
 案内に訪れた渡辺師範、生徒の高瀬千秋さん、平川光子さんは「まるで油絵のようにも見えます。和紙絵を知らない人も、興味のある人も見に来て下さい」と呼びかけた。
 問い合わせは同文協(電話=11・3031・1109)まで。

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