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文協大総合美術展=芸術の祭典はじまる=工芸、具象画など300点=11月8日まで開催

ニッケイ新聞 2009年10月27日付け

 ブラジル日本文化福祉協会美術委員会(小田エルザ委員長)の「文協大総合美術展」が24日からサンパウロ市リベルダーデ区の文協ビルで始まった。23日午後6時すぎから行われた授賞式には日系・非日系人のアーティストらが一堂に会し、友人や家族がその晴れ舞台を祝った。第3回目となる今年は、計473点の中から296点が入選。大サロン、貴賓室、13・14・15会議室で11月8日まで展示されている。

 授賞式には、山下譲二文協会長代理、高橋祐亮副領事、山下剛毅・国際交流基金所長補佐、川上久子・元工芸委員長や後援団体の小橋高明ACRILEX社長、佐藤貞茂・アルファインテル旅行社代表など多数来賓が出席した。
 先没者への黙祷後、挨拶に立った小田委員長は、「この美術展が美術家たちにとって良い発表の場、出会いの場となっている」と喜び、開催を迎えられたことに対し深い感謝を示した。
 来賓挨拶に続き、現代美術、具象画、工芸の3部門に入賞した33人の受賞者へ記念プレートや商品が手渡された。金賞の副賞には、アルファインテル旅行社によるマセイオ往復航空券、松原ホテル宿泊券など豪華賞品が用意され、会場に足を運んだ約350人から温かい拍手が送られた。
 式後は大サロンでカクテルが振舞われ、作品を楽しむ人で会場は溢れ返った。
 現代美術部門で金賞に輝いた佐藤ニルソンさん(32)は、日本で4年間グラフィックデザイナーとして働き、2007年に帰伯後に美術家として活動をはじめた。
 昨年は佳作だったが、「まさか金賞を取れるとは思ってなかった」と驚きながらも喜んだ。
 02年に他界した福島出身の祖父が残した墨と筆を使い、「Alguma coisa acontece」という作品を描いた。「じいちゃんも喜んでると思う」と笑顔で語った。
 故半田知雄らが創立した日系美術グループ「聖美会」の初期メンバーで画家の故富岡清治の長女、富岡次さん(73、二世)も訪れ、「日系社会だけじゃなくて、ブラジル社会へも堂々と発信できるくらいレベルが高いと思う」と話していた。

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