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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2009年10月29日付け

 幼少期に習っていた書道から思い出すのは、墨の香りと先生の赤筆。埼玉県にある名もない書道教室で、毎週10枚書いては一番良いのを提出していた。
 私にとって初めての習い事であり、字の基本や礼儀作法を学ぶ場だった。楽しみと言えば、会誌の昇級・昇段者名簿に掲載される自分の名前を探すことだったか。
 先日開催された書華展をのぞいてみると、一世を中心とした会員ら18人の作品が展示されており、漢字だらけの空間に入ると、日本への思いを感じた。
 毎月日本の書会へ作品を送り、翌月送られてくる会誌を楽しみに待ち、真っ先に自分の名前を探す。自分の作品が写真版で掲載された時は本当に嬉しいと聞き、昔を思い出した。
 同会員らの更に上を目指す向上心に、異国の地ゆえに強い想いが込められている日本文化の存在感を感じた。(仙)

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