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天皇陛下ご即位20周年=日系社会に温かい眼差し=東京で来月、祝賀式典も

ニッケイ新聞 2009年10月31日付け

 今上天皇が即位されて今年20周年を迎えるにあたり、日本では祝賀ムードが盛り上がっている。11月12日には、皇居前で「天皇陛下御即位二十年をお祝いする国民祭典」が開催されるほか、各地で慶祝行事や記念写真展が行われる。陛下は皇后さまと共にブラジルに3度ご訪問。この記念すべき節目の年を喜ぶコロニアの声を伝える。なお、本紙では天皇陛下ご即位20周年特集号を予定している。

 天皇・皇后両陛下は1967、78、97年とご来伯。各地コロニアを訪問され、老移民らを激励されただけでなく、ブラジル国民の熱烈な歓迎に笑顔で応えられた。
 昨年あった100周年の式典前には、群馬県太田市及び大泉町をお訪ねになり、デカセギとして働く日系人や、その子供たちに優しい声をお掛けになっている。
 昨年4月にあった東京の式典には天皇皇后両陛下、皇太子さまと共にご出席になり、100年の歴史に振り返られながら、日伯友好にも強い期待を寄せられ、コロニアを感動させたことは記憶に新しい。
 また14日に東京で行われた節目の第50回海外日系人大会の歓迎交流会にも、両陛下そろって10年ぶりにご出席になるなど、いつも日系社会に温かい眼差しをお送りになっている。

コロニアから慶祝の声

 「そりゃあもうおめでたい。素晴らしい」と手離しで喜ぶのは、パラナ州ロンドリーナ市在住の間嶋正典さん(77、新潟)。
 2004年宮中行事「歌会始の儀」に入選し、天皇皇后両陛下と謁見した。
 「小さい頃、天皇陛下を見たら目がつぶれると言われて育ったが、あれほど好意的な方とは…驚きました。日伯友好のためにこれからもお元気でいて欲しい」と弾んだ声で話した。
 松柏学園の川村真倫子校長(81、二世)は、皇太子殿下時代に二度謁見、天皇陛下になられてから、生徒たちとも共に言葉を交わした。
 「子供たちが歌う君が代を優しく聞いてくださった」と思い出しながら、「体調が悪いと聞き、心配しています。それでもなお、誇りを持って務めを果たされている姿に〃これからも頑張っていただきたい〃と祈っています」と話した。
 今年の「歌会始め」に入選し、1月15日に皇居で両陛下と「制限時間3分のところを6分も」話したと感動冷め遣らぬ様子で話すサンタカタリーナ州ジョインビレ市在住の筒井惇さん(74、三重)は、「私が『ブラジルから参りました』と挨拶しますと、陛下は身を乗り出すようにされ、『サンタカタリーナは立派なリンゴができますよね』とブラジルでの思い出を話されました」と振り返る。
 陛下は、皇后さまと身振り手振りでリンゴの話をされ、「(最後のご訪問となった97年から)もう10年も経つんだね」と頷かれたという。
 続いて、「ブラジルに帰られたら、くれぐれも皆様によろしくお伝えください」と優しく話されたという。今年はご即位20年とのこと、心からお喜び申し上げます」と語った。

本紙が特集号を発行

 ニッケイ新聞は、ご即位20年の節目の年を、皇室とコロニアの関係を振り返り、さらなる皇室の発展を祈念することを目的に「ご即位20周年記念特集号」(11月末を予定)を予定している。
 通常の広告と別にコロニア一人一人のお祝いメッセージを掲載することができる。詳しくは本日7面のお知らせをご覧ください。

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