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44県人会も「かしま」観待=サントス寄港、14日=おらが県の乗員もてなし=東郷司令官は神奈川出身

7月8日(木)

  海上自衛隊練習艦隊(東郷行紀司令官)練習艦「かしま」(林宏之艦長)が十四日から十八日まで、サントス港に寄港する。これを受け、司令部六十人、実習幹部百十四人を含む乗員三百三十四人を歓迎する祝賀会が十六、十七日、サンパウロ市の文協と各県人会である。両日ともに半舷上陸のため、乗員は十六日に百八十一人、十七日に百五十三人と分かれて来聖する予定。文協での歓迎会はいずれも午前十一時半から。閉会後、乗員は出身県の県人会に赴き歓待を受ける。東郷司令官の出身は神奈川、林艦長は富山。

 サンパウロ総領事館(石田仁宏総領事)によると、県人会別歓迎会も文協歓迎会と同じく、二日間に渡って実施される。
 詳細は次の通り。( )内は県別の乗員数。
 十六日は、青森(9)広島(26)長崎(24)神奈川(20)北海道(11)鹿児島(15)福岡(12)千葉(11)東京(9)佐賀(8)秋田(1)島根(4)埼玉(8)茨城(6)岐阜(4)山形(2)香川(1)滋賀(2)石川(6)。
 十七日は、大阪(15)兵庫(14)宮崎(11)山口(11)大分(14)徳島(6)宮城(5)愛媛(9)熊本(9)京都(5)愛知(6)岩手(6)福島(6)静岡(3)福井(4)三重(7)鳥取(2)新潟(4)富山(3)群馬(2)山梨(1)岡山(4)高知(3)長野(3)。
 栃木、和歌山、奈良、沖縄の各県出身の乗員はいない。タイ王国からの実習幹部二人は宮崎県人会が歓迎する。
 「かしま」は十五日午前九時(予定)、第三十埠頭に入港。同九時半からサントス日本人会主催の歓迎行事がある。東郷司令官はその後ブラジル海軍サントス港司令官を表敬訪問。サントス市長による歓迎式典も午前中に予定されている。 東郷司令官は午後からサンパウロ市に向かい、サンパウロ第八海軍区司令官を表敬。イピランガ独立記念塔での献花もスケジュールに組まれている。夜は石田総領事との共催で艦上レセプション(午後七時半から)。
 十六日、東郷司令官は文協の移民史料館を見学。十七日にはイビラプエラ公園の開拓先没者慰霊碑、日本館を訪ねる。また、この日は午前九時半からヴィラ・クレメンティーノ区の赤間学園(Av Dr Altino Arantes 1098 電話11・275・3033)で音楽隊による演奏会が、同日午後六時からはサントス日本人会主催の歓迎会もある。
 艦内の一般公開は十六日が午後一時から同四時。十七日が午後一時から同三時半、団体での見学には特別公開(十七日午前九時半から同十一時まで)が用意されている。参加希望団体は総領事館の総務班(11・3254・0100)まで。
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 十七日に歓迎会を開催する熊本県人会と岡山県人会から便りがあった。
 前者は午後一時から県人会館で。会費一人二十レアル、夫婦同伴三十レアル。申し込みは事務局(11・5084・1338)。後者は正午からリベルダーデ区グロリア街七三四の県人会館。一品持ち寄り、飲料品は県人会で負担する。
 

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