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漢字をインテリアに=彫刻家・水谷清さん=「日本文化知ってほしい」

ニッケイ新聞 2009年11月28日付け

 愛や夢、神や道などの漢字が美しいインテリアに―。彫刻家の水谷清さん(62、二世)が「日本の文化を知ってもらいたい」という思いから、漢字をかたどった彫刻を作成している。
 水谷さんは自分の作品を、リベルダーデの土産屋に木彫りのブラジル民芸品などを卸していたが、1980年代、業界が下向きになり、訪日を決意。20年間、愛知県名古屋市で人材派遣会社を経営していた。
 09年2月の帰国後、彫刻の作成に取り組み始めた。現在はサンパウロ市に構えるアトリエで制作活動を行っている。
 彫刻は木彫りもするが、現代はMDF(中密度繊維板)という木質ボードの一種を主に使用する。既製品もあるほか、希望の漢字や大きさなど、個別の注文にも応じる。
 1文字は約25センチから50センチ四方の大きさで、額物付きは58センチ四方になる。漢字2文字だと額縁付きで50センチ×32センチ。
 水谷さんは「日本の文化を知って欲しい。寝室やリビング、お店の内装に使ってもらえれば」と話している。
 問い合わせはアトリエ(電話=11・3537・1100)まで。

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