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ニッケイ新聞 2009年11月28日付け

 秋の叙勲を受章した荻原さん。10年前、泥棒が頻発していたカンピーナス市ペドラブランカ地区だが、荻原さんが声をかけ、同地の文協、弁護士や獣医師など、地元と協力して自警団を作り、治安維持に務めた。結果、犯罪は激減。今では行政ともパイプが太くなり、軍警察が交番を作り、夜中でもパトロールに回ってくるとか。同地域をまとめられたのは、日系人をはじめ、周辺のブラジル市民からの人望があったからこそ。勲章が何よりの証拠、おめでとうございます。
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 セオマン出版社は来月、漫画「永遠のマイケル」を出版予定している。幼少期からの成功の歴史や夢、葛藤をリアルに描き出し、ファンを喜ばせそうだ。メトロパライーゾ駅では来月5日から、各国約30人の芸術家が参加する世界一のエンターテイナーを偲ぶ同タイトルの展示会も開かれる。音楽同様その人生に漫画や芸術を通して触れてみては。
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 12月2日の水曜シネマは、「石内尋常高等小学校 花は散れども」(2008年、新藤兼人監督、出演=柄本明)、9日は「宮本武蔵二刀流開眼」(63年、内田吐夢監督、出演=中村錦之助)を上映する。午後1時上映開始。入場料は文協会員無料、非会員3レアル。16、23、30日はお休み。

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