ホーム | 日系社会ニュース | ■ひとマチ点描■カナダ、サンパウロ市で日系に触れる=シンガポール二世の森さん

■ひとマチ点描■カナダ、サンパウロ市で日系に触れる=シンガポール二世の森さん

 「分からないけど、各地域の日系人にはどこか違いがある」と語るのはシンガポールの日系二世・森真理雄さん(24、=写真=)。現在はカナダの短期大学で経営学を勉強中、旅行でブラジルを訪れた。
 森さんは母がシンガポール人、父が日本人で日本人学校に通っていた。同地のコミュニティでは駐在員家族が多いが、最近は中国への駐在員の増加に伴い同地の駐在員が減少、様子が変ってきたそうだ。
 カナダでも日系社会に関わろうと、勉強の傍ら4カ月現地の邦字紙「バンクーバー新報」で研修を積んだ。
 働きながら、戦前・戦後移民とワーキングホリデー制度で流入する若者とがはっきり二層に分かれているのを感じたという。
 ブラジルではリベルダーデ区を満喫、「やっぱり、日系コミュニティはおもしろい。これからも関わっていければ」と頷いていた。
 ブラジル全体の印象を尋ねると、「街が人の顔みたいに研ぎ澄まされている。マレーシアのクアラルンプールとインドネシアのジャカルタを掛けて、何かプラスアルファーしたような街」と独特に表現。(裕)

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