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沖縄県人会=百周年の記録次世代に=記念写真集完成を祝う

ニッケイ新聞 2010年9月15日付け

 ブラジル沖縄県人会(与儀昭雄会長)が2008年の県人ブラジル移民百周年を記念して編集を進めてきた写真集がこのほど完成した。
 笠戸丸移民の約4割を占めた沖縄県人。日本移民百周年とともに県人移民百周年でもあった08年は、8月の記念祭典を頂点に、年間を通じて様々な記念行事が実施された。
 写真集には、5日間にわたって実施された記念祭典での式典や祝賀パレード、慰霊祭、海外ウチナーンチュ会議などの行事、移民百周年の一環として行なわれた沖縄文化フェスティバル、「沖縄」をテーマに県人会も協力して出場したカーニバルの様子、第一回移住者の子孫の集い、母県からの芸能団体公演、地方支部の会館落成など、様々な記念行事の写真が日ポ両語の説明文ともに掲載されている。
 そのほか、式典プログラムや式典で表彰を受けた人、沖縄・各国の慶祝団員、県人会歴代会長、現支部長、式典組織委員会のメンバーなども収録。15万人といわれる沖縄系コミュニティがどのように百周年を祝ったかが一冊にまとめられている。
 カラー・白黒143ページで4000部を印刷。発行に際してサンタンデール銀行、宮坂国人財団が資金協力を行なった。
 8月28日夕方にサンパウロの県人会本部で記念の集いが開かれ、役員、各支部代表ほか、サンタンデール銀行から清水オリジオ取締役、谷川アイルトン氏が出席。与儀会長から写真集を受け取った清水氏は、「南米銀行の時代から皆さんにお世話になり、恩返しのつもりで支援させていただいた。本は永久に残るもの。一番大切なことだと思う」と祝福した。
 与儀会長は、「百周年では様々な行事に参加したが、参加するだけでなく記録に残さないと忘れてしまう。将来後継者たちがこれを見て県人会のために頑張ってもらいたいと思い出版した」と思いを語った。
 同写真集は約3000の県人会員に無料で配布するほか、沖縄の官民関係者、ブラジル国内の日系団体などに寄贈する予定だ。

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