ホーム | 日系社会ニュース | 躍進するマナウス免税地域=FIAM=国際アマゾニア見本市=世界から10万人来場=〝天然の宝庫〟の潜在力紹介

躍進するマナウス免税地域=FIAM=国際アマゾニア見本市=世界から10万人来場=〝天然の宝庫〟の潜在力紹介

ニッケイ新聞 2009年12月5日付け

 【アマゾナス州マナウス市発=渡邉親枝記者】開発商工貿易省とマナウス・フリーゾーン監督庁(SUFRAMA)は11月25日から28日まで、「第5回国際アマゾニア見本市(FIAM)」をアマゾナス州都マナウスで開催し、国内はもとより世界中から企業家や政治家、研究者、学生など10万人以上が来場した。マナウス産業地帯、環境保護、観光、独自のインディオ文化、熱帯果実など、世界の注目を浴びるアマゾン地域のさらなる可能性をアピールした。国土の60%を占める法定アマゾン地域の魅力を多面的に伝えたFIAMの様子を、1ページにわたって紹介する。なお、この取材はSUFRAMAの招待により実現した。

 第1回FIAMが開催された2002年のマナウス産業地帯(PIM=Polo Industrial de Manaus)の総売上は100億ドル弱だったが、08年には3倍の300億ドルを記録。地域経済の発展とともに、FIAMへの期待は年々高くなってきている。
 同産業地帯の企業・機関、地元の特産物を扱う零細企業、アマゾン地域の自治体による展示のほか、期間中は、起業や環境保護などさまざまな分野についてのセミナー、工場見学、ワークショップなどが行われ、幅広い層に対してアマゾンの魅力をアピールした。
 出展数は、昨年の340に比べて300余りと減少。開催には750万レアルが投資された。

image_print