ホーム | 日系社会ニュース | 長野県=外国籍市民へ食品配布=上田市で続く支援活動

長野県=外国籍市民へ食品配布=上田市で続く支援活動

ニッケイ新聞 2009年12月11日付け

 【信濃毎日新聞】長野県の上田市国際交流協議会(内久根加代子会長)と市社会福祉協議会(石川幸会長)が、職を失った日系ブラジル人ら外国籍市民へ配る食料品を募集している。12日午前10時から、市ふれあい福祉センターで配る。
 食料品の配布は景気が悪化した昨年12月から行い、7回目。内久根会長によると、今年夏ごろから母国に帰る人が増え、食料品を求めに来る人は減っているという。しかし、「上田で暮らし続ける人は再就職が難しい中で雇用保険の失業給付が切れたり貯蓄が尽きたりしてきており、生活の困窮はより深刻になっている」と強調、協力を求めている。
 同市市民課によると、市内の外国籍市民は、1年前に比べ669人減ったものの4555人(11月末現在)で、引き続き県内最多だ。
 主に米、缶詰、乾めん、レトルト食品など、日持ちする食料品を募集している。

image_print