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聖南西連盟・定期役員会=山村会長続投がほぼ決定=パウリストン開催を検討=夜には忘年会も

ニッケイ新聞 2009年12月12日付け

 24文協を傘下におさめる聖南西文化体育連盟(UCES、山村敏明会長)の09年度「第5回定例役員会議」が5日、コロニアピニャ―ルで開催され、14文協の代表者ら約50人、サンパウロから、リベルダーデ地区治安協議会(CONSEG)の小川彰夫会長が出席した。

 開会に先駆け、地元ピニャ―ル文協の広瀬義夫会長が「日系社会の活躍に協力できることは嬉しい」と来耕を喜んだ。
 今年9月、ソロカバであった前回の会議の議事録が読み上げられた後、ピニャ―ルに〃移住〃した天野鉄人氏(71、東京)が連盟に1万レアルを手渡した。
 これは前会議上、連盟の運営費赤字が年間7千レアルに上ることが発表されたことを受け、出席していた天野氏がその場で「向こう3年、1万レアルずつの寄付を行う」と約束したもの。 
 続いて、レジストロの金子国栄氏、ソロカバの代表者が、2011年に予定されているサンパウロ州選抜カラオケ大会(パウリストン)のソロカバでの開催の可能性を議題に上げた。
 今年で15回を数える同大会だが、カラオケ愛好者が多い聖南西地区では未開催。
 主催団体であるパウリスタカラオケ連盟(UPK、結城ルイス会長)と調整を行った金子氏は、「総額10万レアルが計上される」ことを明らかにし、UPKが4割、聖南西、地元ソロカバが3割ずつを負担する方向性を示した。
 各代表からは、「具体的な予算書を見る必要があるのでは」との指摘もあり、決定は1月16日にイビウーナである総会に持ち越された。
 同総会では、改選が行われるが、現体制の続投を望む声に「対抗シャッパが出ないのであれば、もう一期頑張ります」と山村会長があいさつ、拍手が送られた。
 最後に来年の各文協の事業が発表され、連盟としてお互いに協力し合うことが確認された。
 ピニャ―ル婦人会の心のこもった食事が用意され、出席者らはそれぞれに歓談しながら、昼食を楽しんだ。
 夜は有志が残り、天野氏の支援で建設された宿泊施設で同氏主催の忘年会が催された。
 参加者らはグラス片手に語らいながら、夜更けまでカラオケで自慢ののどを披露していた。

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