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NAK紅白歌合戦=逆転勝利、優勝旗は白組に=プロ顔負けの華やかな競演

ニッケイ新聞 2009年12月17日付け

 「NAK紅白で2009年締めくくり」――。NAK(ブラジル日本アマチュア歌謡連盟=北川ジュリアーナ好美会長)は、「第2回紅白歌合戦」(重田エルゾ実行委員長、汎アメリカンブラジル日系人協会と日本アマチュア歌謡連盟日本本部後援)を13日文協大講堂で開催した。
 生憎の雨も吹き飛ばすような勢いのよい太鼓演奏で幕が開けた。
 遠くはパラナ州からも参加し、選りすぐりの紅白35組約70人が熱唱。ナツメロ、Jポップ、民謡などさまざまなジャンルの曲が披露され、NAK・BAND(リーダー・宮崎パウロ)の生伴奏に乗って、プロ顔負けのステージを見せた。
 赤組は原房子キャプテン、白組は吉川年秋キャプテンの軽快な掛け合いが会場を沸かせた。昨年は引き分けだったため、何とかして優勝旗を持ち帰ろうと、両組必至。
 長丁場の歌合戦の合間には、藤間流日本舞踊学校の舞踊家も特別出演、歌謡寸劇も華を添えた。
 中盤まで赤組がリードしていたが、最後は白が逆転勝利を飾り、クライマックスは最高潮の盛り上がりを見せた。
 白組の優勝が発表され、日本アマチュア歌謡連盟寄贈の優勝旗と大きな優勝杯を受け取った吉川キャプテンととりを飾った水谷ペドロさんは、喜びを噛みしめるように、また来年の優勝を誓っていた。
 審査員は折笠ヒカルド審査員長を筆頭に、織田順有・在聖総領事館副領事、羽藤ジョージサンパウロ市議、木多喜八郎文協会長、矢野敬祟・汎アメリカンブラジル日系人協会会長、上村ジャイロ・希望の家福祉協会理事長ら日系団体の代表者32人が務め、厳選なる審査を行った。

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