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「来年は東北・北海道物産展を」=岩手県人会=賛助会員も集い忘年会

ニッケイ新聞 2009年12月22日付け

 ブラジル岩手県人会(千田曠暁会長)は、13日午前11時から同県人会館で2009年度忘年会と第42回交流誕生会を開催し、約60人が歓談しながら今年を振り返った。
 岩手の地酒南部美人を片手に「県人会の雰囲気が良いね」と語るのは、宮城義晴さん(65)。東京都出身だが、同県人会の仲の良さが気に入り賛助会員になったそうだ。
 11月に旅行で来伯した松岡不二子さん(66、茨城)も賛助会員。県人会の温泉ツアーに飛び入り参加したそうで、「こんなに県人会の活動が盛んだったとは。居心地が良いです」と、すっかり溶け込んだ様子だ。
 岩手県子弟の妻野口ミサさん(、二世)と共に入会したという陳文財さん(76)は、台湾出身。
 会員歴は5年で「親切な会員たちは、共に愉快に楽しく過ごせる仲間」と話す。日本語の書籍を読むのが好きだという陳さんは、同県人会の図書室も頻繁に利用しているそうだ。
 9月から12月生まれの約15人の誕生日が祝われたほか、会員らが一緒になりビンゴやカラオケに興じた。
 今年同県人会では賛助会員が増えたほか、フェスティバル・ド・ジャポンで過去最高の売上を記録。ふるさと図書室の利用も増え、利用者は毎月平均200人以上に上るという。
 千田会長は、「今年も実りの多い年でした」と振り返り、「今後岩手の物産を南米に広げたい。東北の6県人会と北海道協会で合同物産展を実現できれば」と来年の目標を掲げた。

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