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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2009年12月24日付け

 サンパウロ市ではパウリスタ大通りや公園などの建物や木々が電飾で飾られてナタル一色に染まり、年の瀬を実感する。周囲でも旅行の計画を立てている人が多い。
 広大な国土を持つブラジルでの移動は飛行機でひとっ飛び、とはいえ移りゆく風景を存分に楽しめるバスも捨てがたい。
 伯メディアによれば、南米最大のチエテ・ターミナルでは21日だけで4万人の帰省客があったという。列車・バスの違いはあっても日本同様、年末おなじみの風景だ。
 そんな折り、日本では、寝台特急「北陸」など数本の寝台列車が次回のダイヤ改正で廃止になるという知らせを見た。
 ブラジルの23分の1しかない狭い日本でも、「時は金なり」。時勢に合わない手段は姿を消す。当地でも来年は高速鉄道の話題が増えそうだが、〃長〃長距離バスがある限り、まだまだ旅を楽しめる。  (仙)

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