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老ク連=来年もますます元気で=100人で忘年会賑やかに

ニッケイ新聞 2009年12月25日付け

 ブラジル日系老人クラブ連合会(老ク連・重岡康人会長)は18日、サンパウロ市の同会館で「09年老ク連忘年会」を開催した。会員をはじめ、各教室の指導者、千坂平通JICA聖支所長、レアル銀行の谷川アイルトン部長、下本八郎元サンパウロ州議など合わせて100人近くが集まった。参加者らは食事に舌鼓を打ちながら1年を振り返り、和気藹々とした雰囲気で昼の一時を楽しんでいた。
 冒頭、重岡会長は「皆さんの協力で1年を無事過ごせた。良い正月を迎え、ますます元気に来年を過ごしましょう」と挨拶をした。続いて、同連合会第3代会長(1991~95年)の眞鍋次郎さんの音頭で乾杯し、忘年会は幕を開けた。
 第1、3月曜日に開催している百人一首の会を指導する田中保子さん(76、大阪)は「みなさん高齢で休みがちだが、お茶を飲みながらいろいろな話をするから楽しみ」と感想を述べ、「先に立つ人ががんばらないと」と来年に向け気を引き締めていた。
 また、プラッサ・ダ・アルボレ支部会長を務める会員の川井美代子さん(90、東京)は「このまま、無事に病気もせずに、また来年も元気に過ごせたらオッチモ」と語る。健康の秘訣を尋ねると、25年間続けているラジオ体操とコーベ・マンテーガ(青汁)と笑顔で応えた。
 今年5月から事務局長を務める畠中和廣さんは「走り抜けました。仕事を覚えるので精一杯でしたが、いろいろな人と接触があることで、やり甲斐がある。明るく、楽しく過ごせる老ク連にしたい」と意気込みを語った。
 同連合会は現在、傘下クラブも合わせ、全伯に48支部、約3千人の会員を有する。

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