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たんぽぽ学園=発表・作品展、賑やかに=200人の父兄が訪れ

ニッケイ新聞 2009年12月25日付け

 たんぽぽ学園(串間薫シルヴィア園長)は、13日午後北海道協会会館で「第25回たんぽぽ発表会/作品展」を開催し、約200人の父兄らが訪れた。会場には、園児たちの絵画や書道作品が展示された。
 約40人の園児が劇や演奏、合唱など9演目に出演。幼稚部1年生による劇「すてきなプレゼント」では日本語のセリフを忘れるなどハプニングもあったが、園児たちの可愛らしい演技が会場を沸かせた。
 合唱「崖の上のポニョ」や動物の真似をした振り付けのある「あのねのね」では、元気一杯の歌声に大きな拍手が起こった。
 発表の後に卒園式が行なわれ、松井セイカちゃん、コクタ・シルヴィアちゃん、タホ・グスターボ君、上原アルツール君の4人が卒業。壇上から「Estudaremos bastante!(いっぱい勉強します)」と元気に宣言した。作品の受賞式も行なわれた。
 孫の鈴木ジュリアナちゃん(4)とフェルナンダちゃん(9)の発表を楽しみに毎年訪れている鈴木久美子さん(77、二世)は、「毎年上手になっています」と成長ぶりに笑みを見せた。
 串間園長は、「家族皆で楽しんでもらえたようです。子供たちも、家族に練習の成果を見てもらい喜んでいます」と話していた。

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