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キリンが上場来初の赤字へ=伯国1140億円損失が主因=純損益560億円赤字に転落

 【共同】キリンホールディングス(HD)は21日、2015年12月期の連結業績予想を大幅に下方修正し、純損益が560億円の赤字に転落する見通しだと発表した。赤字は1949年の株式上場以来、初めてとなる。当初は580億円の黒字を見込んでいた。

 ブラジルの事業子会社が同国の景気低迷を背景に販売不振に陥り、約1140億円の損失計上を迫られたのが主因だ。販売戦略が後手に回り他社に顧客を奪われたことや、ブラジルの通貨が米ドルに対し安くなり原料コストが増えたことも響いた。
 キリンHDは、三宅占二会長と磯崎功典社長を来年1月から3カ月間、月額報酬30%カットとする処分も発表した。ほかに代表取締役常務執行役員ら9人の報酬も3カ月間、20~10%カットする。
 東京都内で記者会見した伊藤彰浩取締役は「赤字になることを重く受け止めている。ブラジル事業は再建させたい」と話した。一方、将来的なブラジル事業の売却に関しては「大きな選択肢の中で全く考えないわけではない」とも述べた。
 キリンHDは2011年、ブラジルのビール大手スキンカリオール・グループ(現ブラジルキリン)を約3千億円で買収。業績の不振を受け、ことし8月に同社の経営トップを交代させ、てこ入れを図っていた。

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