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弓場の恒例餅つき=青年奮闘して120キロ

ニッケイ新聞 2010年1月13日付け

 サンパウロ州ミランドポリス市のコムニダーデ・ユバ協会(弓場農場、弓場常雄代表)は12月30日、同農場で恒例の餅つきを開催した。
 食堂の裏手には弓場バレエ団代表の小原明子さんの夫で彫刻家の故小原久雄さんが彫った石臼を用意。青年や旅行者の力強い作業で120キロの餅米が次々とつき上がっていく。ペッタンペッタンと心地よい音が農場内に響いた。
 作業は午前8時から正午過ぎまで続けられ、最後の餅をつき終わると、三三七拍子で無事に幕を閉じ、ビールで乾杯。
 仕上がった餅は次々と弓場の女性達の手によりビニール袋に入れられ贈答用に、また平らに伸ばし角餅になったり、醤油を塗って炭火焼きにされたりと、食堂は活気づいていた。これらの餅は近隣の町へ配られ、同農場では元旦の雑煮として振る舞われた。
 同日午後7時半から、25日に公演した「弓場のクリスマス」をテアトロ弓場で再演した。クリスマスは家族などと過ごす人のため、毎年2回公演している。
 バストス市からはバス1台約40人が鑑賞に訪れ、300人以上の観客が舞台を楽しんだ。

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