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日系人への帰国支援金=厚労省=3月5日で終了へ

ニッケイ新聞 2010年1月21日付け

 厚生労働省は18日、昨年4月から実施してきた日系人帰国支援事業を3月5日で終了すると発表した。
 同事業は日本での再就職を断念した日系人を対象に、本人に30万円、扶養家族に一人20万円の帰国支援金を支給するもの。支給を受けて帰国した人は原則3年間、同様の在留資格での日本入国が認められない。
 同省の発表によれば、事業開始から今年1月5日までに1万7499人が帰国支援金の支給を申請。昨年6月以降申請が減少を続けおり、現在も日本に滞在する日系人離職者の多くが日本での再就職を希望していることなどから、同事業の終了を決定したと説明している。
 ハローワークへの申請期限は3月5日。支給を受ける人は、5月31日までに出国日を設定する必要がある。
 なお、現在実施されている再就職希望者への支援事業などは今後も続けられる。

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