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聖南西連盟=山村会長続投へ=パウリストン開催が決定=10月に初の評議員会も=日ポ両語で広報を設置

ニッケイ新聞 2010年1月22日付け

 山村会長が続投――。聖南西文化体育連盟(UCES、傘下25団体)の定期総会が16日午前、イビウーナ文協会館で行われ、役員改選の結果、山村会長を会長とする執行部の再選が決まった。任期は1年で2期目となる。傘下団体の4分の3にあたる15文協の代表、約40人が出席した。新たに評議員会が設置されたほか、広報担当に金子国栄(レジストロ、日本語)、小川彰夫(タピライ、ポ語)両氏が任命された。聖南西地区で初となるパウリストン(サンパウロ州選抜カラオケ選手権)が2011年にソロカバで行われることも決議された。山村会長は、「去年の1年で基礎はできた。今年は結束をさらに固め、活動を活発にしていきたい」と抱負を語った。

 連盟の南副会長の司会進行により、陸上、卓球、テニス、将棋など各部の報告が行われた。
 2009年度の会計報告では、2万5千417レアルの収入に対し、1万5千994レの支出があり、9423レが本年度に繰り越されることが発表された。
 本年度の予算は、3万2千423レで支出も同額とし、承認された。
 聖南西の収入は、3カテゴリーに分けられた傘下文協の年会費(A1400レ=10文協、B700レ=4文協、C350レ=11文協)が主となっているが、未払いの文協があることから、山村会長は、各文協の代表に対し、連盟の活動に理解を求めた。
 南副会長も「各部へ充てられる金額は同じ。財政は厳しく、活動費などは各部で捻出して欲しい」と付け加えた。
 定款には明記されているものの、今まで評議員会がなかったことから、評議員の会長・副会長の選出も行われた。
 理事会選挙では、山村会長体制の再選が拍手で迎えられた。
 金子広報担当は、「3月21日の役員会までに各文協から2人ずつ評議員を選出し、10月に評議員を開いてはどうか」と提案した。
 聖南西初となるパウリストン開催について、主催団体UPKの結城ルイス会長との会合の結果、「総予算10万レアルのうち、4万レをUPK、残り3万レずつをソロカバ文協と聖南西連合が受け持つ」と説明した金子広報は、「こうした大きな大会をやることで結束が強くなる」と意義を述べ、聖南西連盟としての参加、支援が拍手で確認された。

【聖南西文化体育連盟新役員】

◎評議員会
会長=古川シルビオ(ヴァルジェン・グランデ)、副会長=安田パウロ(ソロカバ)弘末武(ピエダーデ)
◎理事会
会長=山村敏明(レジストロ)、副会長=南満(ピラール・ド・スール)、荒木進(オザスコ)、高野信喜(イビウーナ)
◎監事会
正監事=広瀬ヨシオ(コロニア・ピニャール)、上村優博(カウカイア・ド・アルト)、森エリオ(サン・ミゲール・アルカンジョ)
補充監事=飯田エジソン(ヴァルジェン・グランデ)、内間アニシロ(ジュキア)、石原テツロウ(ピエダーデ)

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