ホーム | 日系社会ニュース | 日系社会の活性化を=州議選出馬の重田氏

日系社会の活性化を=州議選出馬の重田氏

ニッケイ新聞 2010年9月30日付け

 来月3日の統一選挙で州議員を目指しPPS(社会大衆党)から立候補している重田エウゾ候補(66)が24日、本紙を訪れ抱負を語った。政界への出馬は06年の前回統一選以来二度目。
 日系二世の父と、イタリア人の祖父を持つ母の間に生まれた重田氏は、長年ピラチニンガ文化体育協会会長やパウリスタ・カラオケ連盟(UPK)副会長、アリアンサのスポーツ担当を歴任。長年の日系州議不在でコロニアの勢いが衰えているとして出馬を決めたという。
 抱負として、教育の徹底、スポーツを通じた児童教育促進、企業・政府からの支援取り付けなどを掲げる。また、父親が農業を営んでいたため20歳まで農業に携わった同氏は、都心部へトラック移動する農業者の経済的負担になっている道路通行料の削減ないし値下げを実現したいと語る。
 「日系移民のおかげでブラジルに野菜を食べる習慣ができた。その人たちにこれからも心置きなく農業を続けてもらいたい」と意欲を見せていた。

image_print