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基金セミナー=「心と心の日本語教育」=専門家池津丈司氏が講演

ニッケイ新聞 2010年1月22日付け

 国際交流基金サンパウロ日本文化センター(内山直明所長)は2月6日、午後2時から5時まで、同センター(Av. Paulista, 37, 1o. andar)でセミナー「心と心の日本語教育」を開催する。講師は日本語教育専門家の池津丈司さん。日本語で開催、入場無料。
 セミナーは2部構成で、第1部は、教えるのも、使うのもむずかしい「敬語」について。敬語とはどういうものか、だれに対してどんなときに使うのか、あるいは使わないほうがいいのか、クイズを交えながら講義する。
 第2部は「外国人の話す日本語」。文法的には正しいのに、なぜか腹立たしい、謝り方、頼み方、誘い方などについて話をする。同センターによれば、異文化、多文化の社会で上手に心を伝えられる人を育てるにはどうすればいいか、指導法やそのポイントについて、講義をすると同時に、参加者とも意見を交換をしたいという。
 希望者は電話=11・3288・4971、またはメール=info@fjsp.org.brで2月5日午後5時までに申し込むこと。
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 【いけづじょうじ】
 日本語教育専門家。慶応大学文学部卒業、千葉大学大学院文学研究科修了。1988年、第1回日本語教育技能検定試験に合格。
 国際交流基金の日本語教育専門家派遣事業で、東南アジアやインド、ロシアなどで22年の指導キャリアをもつ。
 今回の対象は中南米全体。ブラジルを中心に日語学校や大学、教師会を周り、教師を対象としたセミナーや研修を開いている。49歳。東京都出身。

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