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北パラナの歌自慢が集合=ロンドリーナ=30回目の紅白歌合戦

ニッケイ新聞 2010年1月27日付け

 【ロンドリーナ発】ロンドリーナ歌謡愛好会(永田耕一会長)主催の「第30回紅白歌合戦」が12月13日午前9時から、ロンドリーナ本願寺会館において行われた。
 地元の歌手をはじめ、アプカラナ、アラポンガス、ローランジア、カンベ、イビポラン、アサイ、ウライなど近隣都市の代表歌手が集まり、55組110人によって熱唱が展開された。
 前日、「一日領事館」をつとめた星野元宏副領事も会場を訪れ、舞台から激励の挨拶。日本国籍所持者へ選挙権の取得を促したり、食事になると鍋をかかえて運んだり、歌の仲間となって一日を過ごした。
 今回は元ビッギボイス楽団で活躍した楽団メンバー5人が昭和楽団として再出発、披露演奏を行った。「襟裳岬」と「影を慕いて」の2曲で、その迫力ある演奏に大拍手が湧いた。
 紅白歌合戦は、9人の審査員によって行われ、結果は僅差で白組に凱歌が上った。5年振りに優勝した白組は、酒井政廣審査委員長から勝利が発表されると、壇上に駆け上り、喜びの握手を交わして記念写真に収まった。
 30周年の紅白歌合戦は、アセル、生長の家白鳩会のコーラスや村上舞踊会などの友情出演によっていっそう盛り上がった祭典になった。今回は、ロンドリーナ歌謡愛好会を陰から支えてきた歴代の婦人部長を表彰し、記念品を贈って感謝の意を表した。
 同会では今月24日に定期総会を開き、永田会長が再選された。(中川芳則通信員)

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