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山形県=ブラジル人家庭の現状=全国教師集会で報告

ニッケイ新聞 2010年1月30日付け

 【共同】景気悪化で日系ブラジル人家庭などが深刻な貧困に陥り、子どもが朝食を抜いたり転校を繰り返したりする状況が、山形県で25日まで開かれた日教組の教育研究全国集会で報告された。
 群馬県の小学校の男性教諭は、派遣社員でブラジル人の父親の転職などに伴い関東各地で7回の転校を繰り返してきた父子家庭の3年生男児について報告。
 友達ができずに孤独感を持っていたことから、「笑顔大作戦」と名付けたクラス作りに取り組み、図工の模型製作など男児の得意分野を同級生にアピールし、自信を持ってもらうよう努めた。
 男児は友達もできた一方で、朝食も食べずに登校する日が増えた。転入から3カ月後、また転校してしまった。同教諭は「経済状況に振り回され短期間で転校する例が増えている。子どもたちにはせめて良い思い出を持たせたい」と話した。

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