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東西南北

ニッケイ新聞 2010年2月2日付け

 1月31日のコリンチアンス対パルメイラス戦は、1対0でコリンチアンスが勝ち、同カードで約3年半無勝利というタブーに終止符を打った。パカエンブーでは10年振りという伝統的な試合を決めたのは、身長169センチのジョルジ・エンリッケのヘディングシュート。ロベルト・カルロスがレッド・カードで退場後の10人での攻防では、キーパーのフェリッペの好守も光った。リオでは、フラメンゴのアドリアノが対フルミネンセ戦でハットトリックの活躍。敗色が濃くなっていたチームに勝利を呼び込んだ。
     ◎
 高血圧を起こしての緊急入院騒ぎの後、1月30日に検査を行ったルーラ大統領は、ブラジリアに戻り、1日から公務復帰。大統領選の年だから従来のリズムは崩せないと、官房長官との旅行も含め、初日から6つの予定が入っているという。頑張るは、我を張るの意味だとも言われるが…。
     ◎
 アクセルペダルの問題でカローラなど8車種のリコールや販売停止が起きたトヨタ騒動は、ブラジルには無縁の様だ。カローラは国内生産され、国内で販売されている2車種(カムリとRAV4)も日本製が輸入されているため。一方、トヨタに続き、電気系統の問題でFitとCityのリコールを発表したホンダは、国内で生産・販売中の製品については現在分析中と発表。日本製は問題が起きないという事は、技術移転の問題か、それとも、工程上の問題か?
     ◎
 サンパウロ州市警が1月31日に、飲み物などに睡眠薬を入れ、被害者が寝入ったところで所持品を盗んでいた窃盗団3人を逮捕。同種の手口は〃お休みなさい、シンデレラ〃と呼ばれ、世界中で被害が頻発している。

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