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パラー州=アマゾン短歌・俳句が快挙=全国大会で15人が入賞

ニッケイ新聞 2010年2月19日付け

 【パラー州ベレン発=下小薗昭仁通信員】NHK全国短歌・俳句大会には毎年、パラー州からたくさんの人が応募している。今年度も全国短歌大会に5人、全国俳句大会には15人が入賞するなど、優秀な成績を収めており、その作品を以下紹介する。
◎海外入選作品集
《秀作》
▽アマゾンに映える西日を背に受け鍬胼の手をいたわり洗う(渡部リツ)
《同佳作》
▽アマゾンの魔境に挑み今ここに祝ぐ八十年の太鼓とどろく(竹下澄子)
《入選》
▽秘境の地苛酷に耐えたアマゾンに今喜びの八十年祭(下小薗蓉子)
▽イペの咲く美しき国ブラジルに住めど桜の故郷なお恋し(岩永節子)
▽孫・曾孫相好くずしつまみたる祝卓の寿司は祖母の手料理(渡部悦子)
▽人の輪に和太鼓響く盆踊りアマゾン移民の歴史輝く(渡部リツ)
◎平成21年度NHK全国俳句大会入賞者
《海外作品の部の特選》
▽移民史を一人ひもとく星月夜(渡部リツ=サンタイザベル俳句会)
《同佳作》
▽大地の子日系人という接木(新井範明=トメアスー俳句会)
《パラー州の入選者》
渡部リツ、岩永節子、梅村冴子、上山泰子、下小薗蓉子、長島裕子、難破ふく江、大楯エツヨ、新井慶子、佐藤あさ乃、山岡広子、渡部悦子、竹下澄子、下小薗昭仁。

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