ホーム | 日系社会ニュース | 3人ひき逃げ事件で起訴=運転していたブラジル人

3人ひき逃げ事件で起訴=運転していたブラジル人

ニッケイ新聞 2010年2月27日付け

 【共同】名古屋市の国道交差点で、歩行者3人が乗用車にはねられて死亡したひき逃げ事件で、名古屋地検は26日、危険運転致死と道交法違反(救護義務違反など)の罪で、車を運転していたブラジル国籍の中古車販売業ロシャ・ファブリシオ容疑者(26)=岐阜県美濃加茂市=を起訴した。
 名古屋地検によると、同被告には3人をはねた認識があり、起訴事実を認めているという。
 起訴状によると、ファブリシオ被告は今月1日、名古屋市熱田区の国道1号で乗用車を無免許運転し、時速約120キロで走行。赤信号を無視して交差点に進入し、対向車を避けようとして歩道に乗り上げ、歩行者3人を約40メートルはね飛ばして死亡させ、そのまま逃走したとされる。
 愛知県警は、乗用車に乗り合わせ、事件後に同被告とともに逃走したブラジル人の男3人を危険運転致死容疑などで逮捕。名古屋地検が暴走行為などへの関与を調べている。

image_print