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リベルダーデ=牛丼の『すき家』オープン!=「安くて美味い! 日本と同じ味」

ニッケイ新聞 2010年3月10日付け

 ついに牛丼専門のファーストフード店がブラジルにやってきた。日本全国に牛丼店1395店舗を展開する業界最大手の「すき家」が9日、リベルダーデにブラジル第1号店(Rua Vergueiro, 72、地下鉄サン・ジョアキン駅すぐ、ゼンショー・ド・ブラジル=玉井政彦代表取締役社長)を開店した。海外では中国に次ぐ2カ国目。
 初日は11時にオープン。この日を楽しみにしていたかのように同店の味を知る日系人や日本人が多く駆けつけて店内はごった返し、「日本の味と同じですね。安いし美味い。ちょくちょく来たい」と評判は上々だ。
 牛丼(普通サイズ8レアル)のほか、フェイジョアーダやチーズから揚げなど、お好みでトッピングも揃っているほか、サラダと味噌汁、豚汁がつくセット(10~18レアル)も選べる。フェジョン豆入りのカレー丼などブラジルならではのものも。
 日本の牛丼というと甘めだが、玉井社長によれば、ブラジル人をターゲットに「甘さ控え」にしており、「まずは日本人駐在員やご家族、日系人の方に知ってもらい、基盤を作ってから国内チェーン店を展開していきたい」という考えだ。
 家族と一緒に美味しそうに牛丼をほうばっていた96歳の立石松男さんは、「美味しかった。肉が柔らかいから年よりも食べれる」とご満悦だった。
 営業時間は午前11時から午後11時、年中無休。店内には80席あり、持帰りも可能。10日は先着500人に湯呑みのプレゼントがある。

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