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ゆかりの皆さん集まって=チエテ移住地=ベラフロレスタ懇親会=21日

ニッケイ新聞 2010年3月12日付け

 サンパウロ州チエテ移住地の第2市街地、ベラフロレスタ出身者の懇親会が、21日午前10時からブラジル日系老人クラブ連合会会館(R.Dr.Siqueira Campos,134)で開かれる。世話人代表の井上寛之さん(78、福岡)、世話人の久保マサコさん(87、愛知)が案内に訪れた。
 現在はペレイラ・バレット市となった同移住地。「2アルケールだけ伐採されていたけど、焼け残った木がごろごろして、後は原始林でしたよ」。33年に11歳で入植、5年間同地で暮らした久保さんは当時の様子を振り返る。
 入植の翌年には日本語学校ができ、後に3年生までのブラジル学校もできた。「でも先生がいなくて、移住者の中で大学に行っていた清水さんという人も子どもたちを教えていました」と久保さん。同年に2歳で入植し、16歳まで暮らした井上さんは、「マレッタやアメーバ赤痢に罹って、皆で枕を並べたものです。亡くなった人も多くいました」と話す。
 出身者の集いは10年以上続いており、昨年は68人が旧交を温めた。家長の高齢化にともない、現在では子どもの世代が中心だ。「準備の時は子どもたちが手伝ってくれます。やさしいですよ」と井上さん。ペ・バレットから毎年訪れる人もいるという。
 会費は15レアル‘7歳以下は不要)で、一品持ち寄り。飲み物は会で用意する。井上さん、久保さんは、「一人でも多くの参加をお待ちしています」と来場を呼びかけた。
 問い合わせは各世話人まで。連絡先は、電話=5031・2022(井上)、3208・1072(久保)、4747・7795(満生)、3209・1709(矢野)、4416・1106(菊池)、2988・3173(松田)、3208・9931(倉内)、2061・5232(鈴木)。(局番11)

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