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兵庫県人会総会=50周年式典11月に=知事の来伯がほぼ確定=記念誌の編纂も着々と

ニッケイ新聞 2010年3月17日付け

 ブラジル兵庫県人会(尾西貞夫会長)は、2月28日午前宮城県人会館で定期総会を開催し、約50人が出席した。
 尾西会長は、「今年の50周年記念式典に、知事が出席してくれることはほぼ確定。式典開催に向け、皆の協力を呼びかけたい。特に若い人に中心になって盛り上げてほしい」とあいさつした。
 2009年度事業・会計報告が行われた。昨年度収入は4万9千500レアル、支出は3万8千レで9千800レの黒字。前期繰越赤字1千700レを差し引き、流動資産は4万7千800レとなった。
 今年は、呼びかけにより会費を払う会員が115人から175人に増えたことも収入の増加につながった。
 10年度事業計画が発表され、拍手により承認された。尾西会長により7月のフェスティバル・ド・ジャポンでの兵庫県の海苔の販売が提案されたほか、毎年恒例のピクニックの行き先について意見が呼びかけられた。
 10年度予算案は、母県からの補助金が決っていないことから先送りにされた。
 県人会創立50周年記念式典は、11月21日に北海道協会会館で予定。式典の開催に際し、県人会創立50周年記念誌の作成も進められている。
 昨年11月には初めてとなる留学・研修生OB討論会が開催され、県人会のあり方について議論されたほか、記念式典に向けた企画も立ち上げられたという。
 総会の後には、和やかな昼食会、ビンゴ大会が続いた。約10人の若手の留学・研修生OBも参加し、場を盛り上げていた。
 2007年に半年間尼崎市の東洋医学研究所で研修を行った天野仁苗さん(26、二世)は、「研修後からよく会に足を運ぶようになった」と話し、「OB生同士仲がいい。皆で協力して記念式典を成功させたい」と笑顔で語った。

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