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援協総合診療所=ドトール南の『薬講座』=正しい知識で健康を!=(12)

ニッケイ新聞 2010年4月6日付け

7)高血糖治療薬
a)低血糖剤スルファニルウレイア(Sulfanil ureia-Diabinese,Dacnil,Amaril 等)とアスピリンの共同作用は、血糖低下力増加のため低血糖症を引き促すリスクが見られます。
b)インスリンとアスピリンの調合服用はインスリンの効力を増加するので、不期待の低血糖症を導くことがあります。
8)関節痛治療薬
a)ジクロフェナコ(Diclofenaco-Artren,Cataflan,Voltaren 等)、このグループの薬は、特に関節症に多く使用されていますので、アスピリンと併用した際の相互作用を調べて見ますと、関節痛の治療の効果が減少すると指示されています。
b)イブプロフェノ(Ibuprofeno-Artril,Motrem 等)の関節痛治療薬はアスピリンと延長的に服用すると、アスピリンの抗血小板作用の効果を減らします。
c)インドメタシン(Indometacina-Indocid)等の薬をアスピリンと同時服用は、アスピリンの胃腸炎症の潜熱を増加します。
d)セトプロフェノ、プロフェニド(Cetoprofeno-Bi-Profenid,Profenid)等。この類の薬とアスピリンの共同作用は急速にリスクの高い胃腸障害たとえば、胃潰瘍、出血、穿性潰瘍などを引き促します。そのため、アスピリンとこの薬はたとえ単独形であろうと、他の薬と調合するのであろうと、絶対に一緒に飲むのは避けることです。
e)抗炎症剤メロキシカン(Meloxican-Movatec)とアスピリンの同時使用は胃腸潰瘍の悪化を促します。
f)ブタソエニン(Butazolidina,Butazina)と同時使用は血尿酸塩が増加しますので、痛風の方は注意することです。
g)ピロキスカン(Feldene,Piroxene等)のグループとアスピリンの使用の組み合わせは胃腸出血のリスクが出ます。
9)抗うつ剤シタロパン(Citalopan)、フルオキチナ(Fluoxetina)、パロキセチン(Paroxetina)やセルタラリン(Sertralina)等、約14グループの抗うつ薬品とアスピリンの同時使用は鼻出血班状、血腫、点状出血のような出血類のリスクが増大し、危険率が高いですので注意して下さい。
10)鎮痙剤バイプロイコ酸(Acido Valproico-Depakene)とアスピリンの同時使用は、この薬の効果が増加します。
11)腫瘍治療の抗がん剤(Antineoplasico)、メトロテレキサト(Methotrexato)とアスピリンとの結合服用はこの薬の中毒力を増大させます。危険度は高く、急速に出現します。
12)尿酸排尿剤プロベニシド(Probanicid)とアスピリンの服量によっては、この薬の作用を妨げます。
13)H2受容体拮抗剤(Antagonista de receptor de Histamina)、ラニチジナ(Antac,Lebel,Logart,Lylium等)とアスピリンの併用は胃粘膜をアスピリンの炎症作用から保護するのが目的ですが、アスピリンの吸収妨害のため、血液内の濃度レベルが減ることとなり、結局はアスピリンの作用を失い、主に抗血小板力が減ることになります。
14)水痘(Varicela)にアスピリン服用は、危険性の高い症候(ライ症候群等)を引き起こすので、絶対に使用禁止と表示されています。(つづく)

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