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やすらぎホーム=運営助ける慈善夕食会=支援者ら300人で賑やかに=与儀委員長「皆さんのエネルギーに感謝」

ニッケイ新聞 2010年4月23日付け

 援協傘下の社会復帰センター「やすらぎホーム」支援を目的とした慈善夕食会が10日午後、サンパウロ市の沖縄県人会サンタマリア支部会館で開催された。同支部、沖縄県人会、聖北文化体育連合、Grafipo社が後援し、今回で8回目。支援者やボランティア、援協職員など約300人が集まり賑やかに行われた。
 与儀昭雄同ホーム経営委員長は、「感謝の言葉もないほど。私や他の役員も、皆さんにエネルギーをもらっているからこそ活動を続けてこられている」と深い感謝を示し、裏方ボランティアを紹介すると会場から盛大な拍手が沸き起こった。
 森口イナシオ援協会長、志村豊弘・聖北文化体育連合会長、神谷牛太郎サンパウロ市議、他の日系福祉団体代表者らも応援のために多く駆けつけた。
 ボランティア20人以上によってプロさながらの料理が振舞われた。調理責任者のタマエ・トシアキさん(51、二世)は年6回ほど県人会のために腕を振るう。「趣味みたいなもの。みんな喜んでくれて楽しい」と額に汗を浮かべながら微笑んでいた。
 午後9時過ぎからは、琉球舞踊道場代表の斉藤悟さんらが艶やかにステージを飾った。
 年2回の慈善夕食会は運営が難しい同ホームにとって無くてはならない重要なイベント。毎回数百人が協力し、利益は全て寄付される。

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