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聖南西=合同練習で太鼓技術向上=JICAボランティア=堀内伸人さんに=子供たちから感謝の拍手

ニッケイ新聞 2010年6月19日付け

 聖南西文化体育連盟(山村敏明会長)の和太鼓部(大石孝たかし部長)は、太鼓の技術向上のため、5月30日にソロカバ文協体育館で合同練習を行なった。午前9時から午後4時半まで、ソロカバ、イビウーナ、ピエダーデ、ピラール・ド・スール、コロニア・ピニャール、サンミゲウ・アルカンジョ、レジストロ、カッポン・ボニートから100人以上の青年、少年少女が参加して練習に汗を流した。
 聖南西では太鼓のリーダーの講習会と合同練習をおのおの2、3カ月に1回行っている。この日の総合練習には多忙な仕事や学業の合間をみて、イビウーナの高野信太郎、オザスコの大石英理えり、大石誠、高崎真奈美の皆さんが中心となって指導し、「ブラジル・オーケストラ」と「喧嘩屋台」の練習をした。
 練習が済んでからリーダーの話があり、最後にイビウーナの日本語学校で教鞭をとっている堀内伸人(ほりぐち・のぶひと)さんが別れの挨拶をした。
 堀内先生はJICA派遣の青年ボランテイアで日本語を教える傍ら、イビウーナの和太鼓の子供達と行動を共にした。聖南西の和太鼓大会や合同練習には必ず参加した。2年間の任期を終えて7月の初めに日本へ帰る。子供達は大きな拍手をもって先生に感謝し、別れを惜しんだ。(金子国栄さん通信)

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