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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2010年6月30日付け

 人間で言えば還暦、今年で60回の節目となるサントアマーロ相撲大会が今週末に開催される。
 サントアマーロ地区の相撲支部は現在7つだが、大会関係者とともに来社したカーザ・グランデの村上さんによれば、50年前の昔はなんと17支部。「金曜に大会を始めて土、日で終わらず、月曜の昼までやって終わった」こともあるそう。
 当時は青年だけで選手が80人。トラックで土俵を囲んで上から応援したという。昔の移住地の様子を想像させる風景だ。日本移民にとって相撲がどれほど大切なものだったかを物語っているように感じた。
 ブラジル出身力士としては4人目となる十両に昇進した魁聖も、サントアマーロの昭和地区で相撲を覚えた。これから先も、新たに日本を目指す若者が育っていくだろうか。(ま)

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