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カリタス学園=12年目迎えたサンマテウス校=聖市=貧しい子供の教育に尽くし=来年、高等部3年を開設へ=支援親睦会に2千人

ニッケイ新聞 2010年7月16日付け

 イエスのカリタス修道女会が運営するカリタス学園サンマテウス校が今年、開校から12年目を迎えた。日系子弟に限らず、貧しいブラジル人子弟にも門戸を開き、受け入れてきた同校。幼稚部から初等教育部、高等教育部と、毎年1学年ごとに徐々に教育課程を増やし、現在高等教育部2学年まで設けられている。来年、高等教育部も3学年まで完備される予定だ。6月27日に同校で開かれた「第6回親睦会」には約2千人が訪れ、運営資金などに充てる社会事業費が集まった。

 カリタス学園サンマテウス校は1999年に開校。幼稚部と日本語学校を兼ね備え日系子弟教育を施していたグァルーリョス、ヴィラ・カロン、ヴィラ・ソニア、ジャルジン・ダ・サウーデの4施設が閉校した後に作られた。
 現在の全校生徒は450人。授業料は各家庭の収入によってそれぞれ設定されている。近隣のファヴェーラの子供達は無料で通学しており、同会シスター達が学校運営費の工面に奔走している。
 この日の親睦会も、同校の運営やその他のカリタス社会事業に充てる資金の捻出を目的とし、個人や法人など多く人たちの支援を得て開催している。ビンゴの景品となる車やコンピュータ、テレビなどは全て寄付によって集められたものだ。
 当日は多くの人がビンゴ大会に参加し、盛り上がりを見せたほか、学校の太鼓グループとその指導にあたるやまと太鼓が共演して迫力ある演奏を披露した。
 同校の経営を担当する中島アルジーラ・シスター(二世)は、「集まった資金でコンピュータ室の設置や、図書室の本の充実など学習環境をより良くしたい」と期待を込める。
 学校の発展を長年見続けてきた白沢ノトブルガ・シスター(長野)も、「いい先生を雇って教育の質を向上させられれば」と、将来への思いを語った。
 同校では、当初少なかった日系子弟の生徒も徐々に増え、現在は約25%を占めている。

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