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文協=「若い人にも見てほしい」=ひばりコンサート29日まで

ニッケイ新聞 2010年8月10日付け

 ブラジル日本文化福祉協会創立55周年事業「美空ひばりチャリティーフィルムコンサート」の開催にあたり、木多喜八郎会長ら同会関係者が案内に来社した。
 同フィルムは、歌姫美空ひばりの生前のテレビ出演・コンサートの映像などから構成されたもので、時間は約2時間。
 開催にあたり、ホンダ、メイラク、サンタンデール銀行、パナソニックなど日伯の企業が協賛。同プロダクションからDVDの無償貸与を受け、7日のカンピーナスを皮切りに29日のベロ・オリゾンテまで10都市で行なわれる。
 サンパウロでは文協大講堂で11日午後1時、22日午後2時、6時の3回実施する。5日に試写会が行なわれた。
 11日は1千人分の入場券が出ており、22日の分もかなり埋まっているという。同コンサートを仲介、全公演を訪れる予定という歌手の中平マリコさんは「ブラジルで苦労した日系人の方々に映像を届けることは、(同プロダクションの)社長、専務が望んでいたこと」と語り、文協公演の申し込みが好調なことを伝えると「とても喜んでいた」と報告した。
 木多会長は「こんなに多くの人が参加してくれるとは思わなかった。地方の皆さんも喜んでいると思う。カラオケでひばりさんの歌を歌う若い人にもどんな人か見てもらえたら」と期待を表した。
 文協での上映には、1キロの保存の効く食料品の持参を呼びかけている。問い合わせは文協事務局(11・3208・1755)まで。

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