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「子供の訪日誇りに思う」=NCCの少年32人=山形でサッカー交流

ニッケイ新聞 2010年8月26日付け

 サッカー交流を目的にブラジル国際交流協会(国井精理事長)を通じて、青少年32人からなるニッポンカントリークラブ親善使節団が先月15日から約3週間山形市などで地元の高校生らと親善試合を行った。帰国後、国井理事長、大迫実会計知事、蛸井喜作副理事長、同クラブからオオグスク・アレシャンドレさん(15、三世)、竹内ファビオさん(13、三世)、母親のエリエさんらが報告に来社した。
 結果は14試合中、4勝9敗1分け。負け越したが「勝敗は二の次。交流が大切」と団長も務めた国井さん。
 団員のファビオさんは「日本は暑かった」と驚いた様子。最終日の鶴岡東高校の選手らとの親睦会、日本の習慣、特にゴミの分別などが印象に残ったと話した。
 オオグスクさんはキャプテンを務め、「わがままな皆をまとめるのが大変だった」と苦笑い。規律立って、皆が安定した生活をしていると感じたという。「勝敗は別として、とてもいい勉強になった」と親睦戦を振り返った。
 もう一度日本に行きたいか尋ねると、2人は口を揃えて「もちろん明日にでも行きたい」と元気に答えた。
 県庁も訪れ、吉村美栄子知事に迎えられた使節団。15分の予定だった懇談会は大きく延長され、知事は選手らの手を握り歓迎と激励の言葉を贈り、記念撮影にも応じたという。
 エリエさん(46、二世)は「経済的にも大変なことだが、日系人として子を日本に送れることを誇りに思います」と話す。「一度も日本に帰っていない父親が孫に『日本を学んでこい』といって送り出してくれました。また行かせたいです」と親としての思いを語った。
 国井さんは「使節団の実現は、親族の協力があってこそ。その分責任を感じる」とし、「日系、非日系を問わず、これからも若者の国際社会での交流を支援したい」と展望を語った。

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