■訃報■東口正氏

ニッケイ新聞　２０１０年９月４日付け

　パラナ戦友会（現パラナ平和友の会）創立者で会長を務めた東口正さんが８月２９日、入院先のイビポラン市内の病院で死去した。９０歳。脳梗塞を患い約２年前から治療を続けていた。
　京都府福知山市出身。５３年に渡伯し、旧パウリスタ新聞に入社。パラナ州アサイからロンドリーナに移り、１９８０年代までパウリスタ新聞のパラナ州支局長を務めた。
　太平洋戦争中は第十五師団歩兵第六十連隊第六中隊長として中支戦線からビルマのインパール作戦に参加した東口さんは、９７年にロンドリーナ市でパラナ戦友会を創立し、会長を務めた。親睦活動に努め、晩年は同市内に桜を植樹する活動などにも携わった。
　３０日午後４時からロンドリーナ市内パルケ・オリベイラで告別式が営まれ、同市内サンペドロ墓地に埋葬された。